レコーディングエンジニア(映像)

レコーディングエンジニアとは?仕事内容や年収をご紹介します!

test 映像作品には欠かせない存在である「音」。その音を高品質で録音し、映像のクオリティを高めるのがレコーディングエンジニアの仕事です。この記事では、レコーディングエンジニアの仕事内容や年収、なるために必要なことを解説します。ぜひ参考にしてください。

■レコーディングエンジニアとは

映像制作のレコーディングエンジニアとは、放送番組や映画・ドラマの音声収録、映像ソフトの録音編集をする職種です。映像作品におけるすべての音の制作に責任をもちます。専用の電子・電気機器を駆使して、プロデューサーやディレクターの希望通りに音を仕上げます。主に音楽コンテンツの録音がメインですが、映像作品においては、ナレーションや吹き替えの収録も担います。

■レコーディングエンジニアの仕事内容

レコーディングエンジニアの仕事は、電子・電気機器を用いて音声などを録音し、映像に適した音を仕上げることです。具体的には、以下の業務に携わります。 ①レコーディング レコーディングは、基本的には録音スタジオにて行われます。ナレーターや吹き替え声優、演奏家、歌手などを、パートごとに録音して後から合成(ミキシング)する「マルチトラック録音」という形式が取られることが一般的です。また、必要に応じて外での録音も行います。例えば作品に車の走行音が必要な場合、実際に本物の車を動かしてその音を録音したりします。 ②ミキシング 録音した音を調整して、ひとつの音源にまとめる合成作業をミキシングといいます。レコーディングエンジニアが一貫して行う場合と、MAミキサーというミキシング専門のクリエイターが担当する場合があります。ミキシングは、録音した音声だけでなく効果音やその他の素材もすべて組み合わせる映像作品の音の仕上げ工程です。各素材の音量のバランスをみて調整し、完パケ(完全パッケージ)映像を制作します。

■レコーディングエンジニアの年収

厚生労働省のデータによると、録音エンジニア(=レコーディングエンジニア)が属する主な職業分類の平均年収は449.6万円となっています。求人のボリュームゾーンも、350~500万円ほどです。給与相場は一般的ですが、大手のレコーディング会社に正社員として就業する場合や、実力をつけてフリーランスで活躍する場合は、より高い年収を目指せるでしょう。 (2024年4月調査)

■レコーディングエンジニアになるには

レコーディングエンジニアになるには、専門学校に通い音響機器や録音の技術について学んだあと、レコーディングスタジオやレコード制作会社に就職するのが一般的です。専門的な知識が必要となる職種のため、就職・転職にあたっては勉強が必要です。専門学校等に通わず、レコーディングスタジオにアシスタントとして入り、経験を積んでキャリアアップする方法もありますが、比較的長い道のりになります。また、ミュージシャンとしてレコード制作会社に所属し、レコーディングエンジニアに転身するケースもあります。

■レコーディングエンジニアになるために役立つ資格

レコーディングエンジニアになるために必須の資格はありません。以下の資格は、レコーディングについて学習するうえで取っておくとおすすめです。 ・サウンドレコーディング技術認定試験 ・ProTools技術認定試験 「サウンドレコーディング技術認定試験」は、一般社団法人日本音楽スタジオ協会(JAPRS)による認定試験で、音響の理論やレコーディング技術についての知識を問う資格です。「ProTools技術認定試験」は、一般社団法人日本音楽スタジオ協会(JAPRS)による認定試験で、音楽制作ソフト・ProToolsの技術を問う資格です。ProToolsはほぼすべてのスタジオで使用されているため、この資格を持っていると、録音技術の証明になります。

■まとめ

映像作品において、音声・効果音・BGMといった「音」は、絶対に欠かせない存在です。映像の雰囲気を作り出し、見る人に聴覚で情報を与えます。プロデューサーやディレクターの意図を汲み取り、作品の最終工程である音を仕上げることは大変やりがいのある仕事です。センスや技術的な評価がなされる職種のため、レコーディングエンジニアを目指す人は、日頃から自身のまわりのあらゆる「音」に目を向け、感性を磨いていくとよいでしょう。  

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