フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアとは?仕事内容や年収をご紹介します!
世の中に溢れるWebサイトやアプリケーションをつくるのは、エンジニアと呼ばれる人たちです。エンジニアと一口にいっても、どこの部分を設計、開発するかによって役割が分かれています。さまざまなサービスやサイトのうち、「ユーザーが目にする部分」をつくるのはフロントエンドエンジニアと呼ばれる人々です。この記事では、フロントエンドエンジニアの仕事内容や年収、なるために必要なことを解説します。ぜひ参考にしてください。■フロントエンドエンジニアとは
フロントエンドエンジニアとは、Webサイトやアプリケーションのうち、「ユーザーが目にする部分(=フロントエンド)」の設計、開発を担当する職種です。実際に私たちが普段目にしているWebサイトのページや、アプリの操作画面などが当てはまります。逆にユーザーからは見えない部分のデータ処理やサーバーの処理を担当する開発者はバックエンドエンジニアと呼ばれます。同じフロントエンドのコーディングをする職種としてWebコーダー(マークアップエンジニア)がありますが、Webコーダーはディレクターやデザイナーの指示のもとHTMLやCSSを用いてコーディングするのに対し、フロントエンドエンジニアはより難易度の高い言語を用いたプログラミングや、バックエンドとの連携なども行う上位職種といえます。■フロントエンドエンジニアの仕事内容
フロントエンドエンジニアの仕事は、Webサイトやアプリケーションのフロントエンド側を開発することです。具体的には、以下の業務に携わります。 ① プロジェクトチームとの打ち合わせ Webサイトやアプリケーションの制作プロジェクトには、WebディレクターやWebデザイナー、クライアントなど多くの人々が関わります。フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーが制作したデザインと指示書をもとに設計、構築を行っていきますが、ここで齟齬が生じないようにWebディレクターやWebデザイナーの意図を確認します。また、デザイン設計の際に実現可能なデザインかどうかをフロントエンドエンジニアが意見することもあります。 ② Webサイト、アプリの設計・構築 Webデザイナーが制作したサイトのデザインをもとに、HTMLやCSS、Java Scriptといった言語を用いて実際にサイトを構築していきます。ユーザーが実際に操作する画面をつくるため、その操作性や見た目の美しさを意識する必要があります。正しく構築できていないと、レイアウトが崩れてしまったりボタンが機能しなかったりする可能性があるので、不具合がないかを確認しながら形にしていきます。■フロントエンドエンジニアの年収
フロントエンドエンジニアの年収には、公的な統計データはありません。求人のボリュームゾーンは400~600万円ほどとなっています。経験年数や対応可能な業務の幅によって大きく変動する傾向があり、企業によっては1,000万円まで提示している求人もあります。言語の幅を広げたり、あるいはデザインも含めて対応できるようになるとより高い収入を目指すことができます。ある程度の経験と実績を積めば、フリーランスとして独立して案件を獲得することも可能です。 (2025年1月調査)■フロントエンドエンジニアになるには
フロントエンドエンジニアになるには、スクールや独学でプログラミングについて学んだ後、未経験可の求人に応募するか、Webコーダーで経験を積んでキャリアアップする道が一般的です。フロントエンドエンジニアは技術職のため、まずはプログラミングのスキルを実践レベルで身につける必要があります。まずはHTMLやCSSなどの簡単なコーディングから始め、徐々にJava Scriptなどの難易度の高いプログラミング言語を習得していくとよいでしょう。HTMLやCSSの知識があれば、Webコーダーとして未経験で就職することも可能です。現場で経験を積みながらプログラミングを学んでいく方法もおすすめです。■フロントエンドエンジニアになるために役立つ資格
フロントエンドエンジニアになるために必須の資格はありません。フロントエンドエンジニアを目指すうえで、取得しておくと役に立つ資格として以下のものがおすすめです。 ・Webクリエイター能力認定試験 ・HTML5プロフェッショナル認定試験 ・CIW JavaScript Specialist 「Webクリエイター能力認定試験」や「HTML5プロフェッショナル認定試験」はHTMLやCSSの基本的な知識と技術を問う試験です。Web制作に関連する試験の中でも比較的難易度が低いとされているため、これからフロントエンドエンジニアを目指す人は学習も兼ねて挑戦してみると良いでしょう。 「CIW JavaScript Specialist」をはじめ、より実践的なスキルが要求される中・高難度の試験は、ある程度の実務経験を経たうえで挑戦するのがおすすめです。■まとめ
私たちが普段何気なく使っているWebページやアプリケーションを形にするフロントエンドエンジニア。自身が担当した制作物が世にリリースされ広く使われれば、大きなやりがいを感じられることでしょう。架空の状態から、実際にユーザーが使える状態に作り上げる0→1の作業は高度な技術が求められます。常にプログラミング言語やSEO対策、Webの流行をキャッチし、自身の知識をアップデートしていくことが必要な仕事です。未経験からでもスキルを身につければ挑戦できる仕事なので、興味のある方はぜひフロントエンドエンジニアを目指してみてください。関連職種
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