フォントデザイナー

フォントデザイナーとは?仕事内容や年収をご紹介します!

test フォントデザイナーは文字や書体をデザインする人のことで、書体デザイナーやタイプデザイナーとも呼ばれます。世の中に溢れるWebサイトやポスター広告、本の表紙、看板には、多種多様なデザインの文字が使われています。これらの文字は、フォントデザイナーがコンセプトからデザインを設計し、データを作り出しています。この記事ではフォントデザイナーの仕事内容や年収、なるために必要なことについて解説します。

■フォントデザイナーとは

フォントデザイナーとは、フォント制作を行う専門的な職業です。フォントは、共通のサイズ、共通のデザインでまとめられた書体データのことを指します。私たちが普段目にする明朝体やゴシック体の定番フォント以外にも、毛筆のようなフォントやポップなフォントなど、たくさんのデザインがあります。フォントデザイナーは、一定のテーマに沿った独自のフォントをデザインします。特定のコンセプトに適したフォントを作り出し、世の中のニーズを満たす、あるいはクライアントのブランディングに繋げることがフォントデザイナーに求められる役割です。

■フォントデザイナーの仕事内容

フォントデザイナーの基本的な仕事は、新しいフォントをデザインし、書体データを作ることです。具体的な業務として、以下のものが挙げられます。 ①目的に合ったフォントデザインの制作 フォントデザイナーは、新しいフォントが必要とされたときに目的に応じたフォントをデザインして提案します。クライアントから発注を受ける場合と、「最近どんなものが流行っているか」「街ではどういう文字が使われているか」「他社でどんなフォントが発売されているか」といったフォント調査がされたうえで、新しいフォントの開発プロジェクトがスタートする場合とがあります。案件の場合は、クライアントの要望やコンセプトに合わせたデザインの提案をすることが重要です。 ②フォントの書体データ制作 フォントの基本的なデザインが決まったら、文字セットに合わせて書体データを作っていきます。欧文やひらがな、カタカナのみであれば数はそれほど多くありませんが、漢字が含まれる場合は大量になるためこの工程に多くの時間がかかることになります。メインデザイナーが基本の文字からある程度の数まで増やし、複数名のチームで更に数を増やしていきますが、その数は数千字に及ぶため開発に数年かかることもあります。 ③商品ロゴや書籍のタイトルデザイン フォントデザイナーとしてのメイン業務であるフォント制作のほかに、商品のロゴや書籍のタイトルのデザインを制作することもあります。ロゴデザイナーやグラフィックデザイナーにも共通する業務です。その商品やサービス、書籍のイメージやコンセプトをデザイン化して文字に落とし込みます。ロゴや書籍タイトルによってその商品のイメージが定着するため、非常に重要な業務となります。

■フォントデザイナーの年収

フォントデザイナーの年収として公的な統計はありません。類似する職種として、グラフィックデザイナーの平均年収は480.6万円となっています。 (2023年8月調査)

■フォントデザイナーになるには

フォントデザイナーは、比較的狭き門といえる職種です。一般的なフォントデザイナーの就業先はフォントメーカーですが、専門的な業種のため求人数は多くありません。学生の場合は、デザイン系の専門学校や美大卒業後、新卒での入社を目指す道が考えられます。中途の場合は、類似するデザイナー職種として経験を積みながら、ポートフォリオを作成し転職を目指すとよいでしょう。中には、自らオリジナルフォントを制作し、無料もしくは有料で配布する人もいます。

■フォントデザイナーになるために役立つ資格

フォントデザイナーを目指す上で、取得しておくと役に立つおすすめの資格をご紹介します。 ・レタリング技能検定 レタリング技能検定は、文字デザインの技術力を示す検定試験です。文字デザインに関する知識と、用途に応じて美しい文字や独自性・訴求力のある文字を書く能力を測ります。特に2級以上はプロデザイナーに向けた内容となっており、文字デザインに関する高度なスキルを保有していることを示すことができます。

■まとめ

フォントデザイナーは、フォントの書体データを制作します。インターネットや街の看板、ポスターなどで文字を目にする私たちの日常の裏には、フォントデザイナーたちの努力があります。普段、資料作りなどでフォントを利用する際には、そのフォントの名前やメーカー名を調べてみたり、日常的に目にする文字のフォントを意識して見てみたりするのも面白いかもしれません。

別名

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