【第1回】SEOで意識したい、ドメインパワーのあげ方
こんにちは。
当講座に興味をもっていただきありがとうございます。
Webライター/Webディレクターの伊藤 晋之(イトウ クニユキ)と申します。
当講座は「実践!SEO ~その前に必ず知っておきたいSEOライティングのこと~」の応用編になります。
伝えきれなかったSEOおよびSEOライティングの知識やテクニックなど捕捉していきます。
今回は、ドメインパワーの上げ方について。
中にはすぐに実践できることもあります。
できることから取り組んでみてくださいね!
<目次>
■ドメインパワーとは?
ドメインパワーとは文字通り「ドメインの力」のこと。Webサイト(メディア)を運営しているドメインが検索エンジン(Google)からどれくらい信頼(評価)されているかを表す指標です。
ドメインパワーを上げることで、
・検索エンジンで上位に表示されやすくなる
・Webページがインデックスされやすくなる
などSEO対策に効果があります。
ただし、Googleから信頼してもらうにはすぐに実践できることもあれば時間をかけなければならないこともあります。
詳しくは後述いたします。
■ドメインパワーの調べ方
SEO対策をしたいWebサイト(メディア)のドメインパワーがどれくらいあるのか。
気になるところですが、Googleが公式には発表していないので外部ツールを使って調べる必要があります。
ツールには有料・無料のものがありますが有名どころでは
・Ahrefs(エイチレフス)
・MOZ Link Explorer
といったものがございます。
いずれも0〜100までの数値で表され、数値の大きさ = ドメインパワーとなります。
■■Ahrefs(エイチレフス)
SEO分析ツールとして世界的にも有名なツールが「Ahrefs(エイチレフス)」。
無料でドメインパワーを確認することもできますが、有料版にはWebマーケティングに必要な機能が備わっています。
Ahrefs(エイチレフス)
■■MOZ Link Explorer
手軽にドメインパワーを測定するためのツールが「MOZ Link Explorer」。
無料で利用できますがアカウント登録が必要。
操作性はかなり簡単で、最初に試してみたいツールです。
MOZ Link Explorer
■ドメインパワーを上げる6つの方法
それでは具体的にどうすればGoogleに信頼(評価)してもらえるのか。
ドメインパワーを上げるための6つの方法についてご紹介いたします。
■■1. いいコンテンツを提供する
言わずもがな、SEOの基本中の基本です。
ユーザーにとっていいコンテンツを提供することでドメインパワーにも貢献します。
いいコンテンツとは? Googleはユーザー満足度の高いコンテンツを評価します。
ユーザー満足度を満たすには
・Experience(経験)
・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trust(信頼性)
を意識したコンテンツにしなければなりません。
この4つの指標を英語表記の頭文字をとって「E-E-A-T(イーイーエイティー)」と言います。
詳しくは「第2回:SEO対策では知っておかなければいけない、Google検索結果、上位表示の仕組み」で解説しておりますので、まだ読んでいないよという人はこちらもどうぞ。
■■2. いいコンテンツを増やす
いいコンテンツを提供することがSEO対策の基本中の基本ですが、1ページだけではなく量産することも大事。
複数ページがSEOで上位表示されるWebサイト(メディア)は、相乗効果で全体の評価も高まりドメインパワーもUPします。
■■3. 定期的に更新する
定期的に更新するとは、コンテンツを増やすこともそうですが古い記事をメンテナンスして最新の情報提供をすることも含まれます。
いくらいいコンテンツを提供していたとしても、情報が古いと信憑性が下がります。
Googleのアルゴリズムの一つに新しい情報を評価する「フレッシュネスアルゴリズム」というものがあるくらい。
意識しておきたい指標です。
■■4. 被リンクを増やす
被リンクとは、他者(他社)が運営するWebサイト(メディア)で「このページを参照しました」「いい情報がありました」とリンクを貼って紹介してもらうこと。
外部リンクともいいます。
被リンクが多ければそれだけいいコンテンツを提供しているとGoogleから評価され、ドメインパワーにも貢献します。
しかし、やみくもに数を集めればいいというわけではありません。
被リンク先のWebサイト(メディア)の質も問われます。
つまり、被リンク先のドメインパワーも高くないと意味がないということになります。
被リンクの増やし方については、いいコンテンツを提供すればOKというわけではなく、足で稼ぐなど地道な努力が必要になります。
詳しくは「【第3回】SEOで意識したい、被リンクを獲得する方法」で詳しく解説いたします。
楽しみにしていてくださいね。
■■5. 低品質なリンクを否認する
質の高いWebサイト(メディア)からの被リンクを獲得しましょうとお伝えしました。逆に、質の低い中身がないようなWebサイト(メディア)からの被リンクはドメインパワーを下げる要因にもなります。
質の低いWebサイト(メディア)の代表的なものは、プログラムで勝手にリンクを貼っているようなスパムサイトなどが該当します。
意図せずリンクが貼られた場合には、運営元に連絡をして削除依頼をするか、Googleサーチコンソールを使ってリンクの否認をしましょう。
詳しくは「リンクの否認」を参照してください。
■■6. Webサイト(メディア)を長く運用する
そして、Webサイト(メディア)を長く運用することもドメインパワーを上げる要因になります。
ただし、1〜5までをしっかり実践してユーザーに愛されるWebサイト(メディア)でなければ評価はされません。
新しいコンテンツを提供しない、更新もしない放置状態は絶対にNGです。
■次回予告
といったところで、本日はここまでです。
次回ですが、PV(ページビュー)数を増やすのに効果的なサイト全体の回遊率をアップさせる方法についてご紹介します。
お疲れ様でした。