01.Xcodeインストール

概要


iPhoneアプリをリリースするにはMacが必要です。
開発自体はWindowsでも可能ですが、リリース時に必要になります。
今回は一般的なMac環境での開発・リリース手順をご紹介します。


リリースまでに必要なもの


【開発に必要なもの】
Mac(古いものだと、開発ソフトをインストール出来ない場合があります。)
Apple ID(開発ソフトをダウンロードするために必要)
開発ソフト Xcode


【リリースに必要なもの】
Apple Developer Program(Appleへの登録です。年間99米ドルの登録料がかかります。)


開発ソフト Xcode


iPhoneアプリ開発には、XcodeというiPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV用のアプリ制作ソフトを使用します。

現在、最新のXcodeをインストールするには、Mac OS10.12 ( Sierra ) 以上である必要があります(2017年9月現在)。OSが古い場合、OSを新しいものにアップグレードする必要があります。
また、Mac自体が古いものだと、最新OSをインストールできない、もしくは今後のアップデートで対応外になる場合もあります。
中古のMacの購入を考えている方はご注意ください。




古いMacは最新OSをインストールできない場合があり、
古いOSは最新Xcodeをインストールできない場合がある。



Xcodeをダウンロード・インストール


Xcodeは、Mac App Storeから無料でダウンロードできます。


【ダウンロード】

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ウィンドが表示され、App Storeを開くか聞かれます。
「App Store.appを開く」をクリックすると、App Storeのウィンドが開きます。
(ブラウザによって、ウィンドが開かない場合もあります。)


App Storeのウィンドウが表示されます
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「入手」もしくは「インストール」をクリックすると、
「Appをインストール」にボタンが変化するので、もう一度クリック。
(環境によってボタンの色、文字が異なる場合があります。)




MacのOSが古い場合、ここで最低限必要なOSの表示が出ます。
下の「OSが古く、ダウンロードができない場合」を参考にOSをアップデートします。


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Apple IDでのサインインを求められます。
すでにApple IDがある場合は入力してください。




Apple ID がない場合や、開発用のIDを用意したい方は作成してください。
下の「Apple ID 作成手順」を参考にApple ID を作成します。


ダウンロードが始まります。


ダウンロードが終了すると、自動でインストールが始まります。
開くボタンをクリックします。


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開くボタンを押しても何も反応しない場合は、すでにアプリケーションフォルダに入っているので、そちらから起動します。


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起動すると、ライセンスの同意を求められますので、内容に問題なければAgreeで進みます。


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インストール前に、ライセンスの確認ウィンドが表示されます。
メッセージが問題なければAgreeボタンを押してください。


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「Xcodeが変更を加えようとしています。」というメッセージが表示されたら、
Macログイン時のパスワードを入力してください。

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何か別のアプリケーションが起動している場合、インストールができないため、
アプリケーションを終了する必要があります。
「Quit All」をクリックすると、自動でアプリケーションを終了してくれます。


再度ンストールが始まり、終了後にXcodeのウィンドウが開きます。

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OSが古く、ダウンロードができない場合


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OSが古いと、ダウンロード前に警告が出ます。


アップデート(細かい修正データ)またはアップグレード(大きな修正や機能向上データ)をし、OSを新しいものにします。


まず、現在のOSを確認します。


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画面左上のアップルボタンをクリックし、このMacについてをクリック。
Macの詳細が表示されます。


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Mac OS10.12 ( Sierra ) 以上でない場合、アップグレードが必要になります。


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2017年9月現在、最新のOSはHigh SierraというOSです。


【OSがSierra以降のものではなかった】
「OS X El Capitan」「OS X Yosemite」という表示があれば、Sierraへのアップグレードが必要になります。
アップグレード完了後、以下のアップデート手順を行ってください。


【OSがSierraだった】
「macOS Sierra」という表示があれば、アップデートが必要になります。
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App Storeのウィンドのアップデートをクリック


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ソフトウェア・アップデートのアップデートボタンをクリック


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OSアップデート前に他のデータのアップデートが必要な場合もあります。(アップデートが複数回必要な場合もあります。)
ダウンロードして再起動ボタンを押し、再起動後、またApp Storeのウィンドからアップデートを行います。


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起動後、App Storeウィンドが出てない場合、画面左上のアップルボタンをクリックし、
App Storeをクリックすると、App Storeウィンドが表示されます。
再度ソフトウェア・アップデートのアップデートボタンをクリックし、アップデートを行います。


アップデート後、再度Xcodeを入手します。


【OSがSierraで、アップデートしてもバージョンが古いと言われた場合】
Sierraの次のOSがリリースされている可能性があります。
最新のOSがあるか調べてみてください。




・アップデートとアップグレードがあり、意味が少し違う。
・アップデートは簡単なバグ修正など。アップグレードは大きな修正や機能向上。
・古いOSをいくらアップデートしても最新にならない時はアップグレードが必要。



Apple ID 作成手順


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Apple IDを作成をクリック


メール、パスワード、国を設定し、利用契約に問題がなければクリックします。


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次に、名前、生年月日、本人確認のための質問・答えを設定します。


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カード・住所の情報を設定します。


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設定したメールアドレスに確認コードが送られるので、入力します。


これでApple IDを作成することができました。