Y2Kという言葉は、2000年になるときにコンピューターが誤作動する可能性があると言われた「2000年問題」に関連して使われました。 しかし、現在ではY2Kという言葉は、1990年代後半から2000年代に流行したファッションやカルチャーを指すことが多くなりました。 Y2Kファッションとは、厚底ブーツやルーズソックス、ミニスカートなどのギャルファッションや、ブリトニー・スピアーズやパリス・ヒルトンなどの海外セレブのスタイルを参考にしたファッションです。 Y2Kファッションは、今の若者にも人気で、K-popや平成レトロなどの要素を取り入れて現代風にアレンジされています。 人気の理由としては、 ・トレンドは20年周期でまわると言われており、2000年代のファッションは今の若者にとって新鮮で魅力的に感じられるから ・コロナ禍で外出やイベントが制限されたことで、気分を明るくしたり、自分らしさを表現したりするために、ポップでカラフルなファッションを求める人が増えたから ・Z世代に人気のあるインフルエンサーや有名人、特にK-POPのアーティストが「Y2Kファッション」を取り入れており、彼らのスタイルを真似したいと思う人が多いから などが挙げられます。 Z世代にとっては、1990年代後半から2000年代は、自分たちが幼少期または生まれる前の時代です。 SNSが普及し、誰もが情報発信者となったいま、「一人だけ目立ちたくない。でも自分の好きは大切にしたい！」というZ世代が増えてきました。 そんな時代だからこそ、2000年代のファッションと現代のファッションが融合したY2Kファッションは、自由で個性的なスタイルとして、Z世代に広く支持されています。