Q
414 「ピクトグラム」って何ですか?
オリンピックの開会式で話題になったピトグラムって日本発祥だと聞きましたが、詳しく教えてください。
A
文字の代わりに絵を用いて、視覚から、何か分かるように示したアイコンのことです。
ピクトグラム(pictogram)は「絵文字」「絵単語」などと訳される英単語です。何を示しているのかがひと目で分かる、デザイン化されたアイコンのことで、形として美しく、人の目にダイレクトに焼き付きます。 日本では1964年の東京オリンピックの際に、言葉が通じなくても、それを見るだけで何を表しているのか直観的に分かるようにすることを目的に、施設や競技のアイコンが考案されたのが始まりで、1980年代以降、広く使われるようになったとされています。 例えば、公共施設やビルなどでおなじみの「非常口マーク」は、日本人デザイナーの公募作品だったのが、1987年に国際規格となり、世界中に浸透しています。他にも、国内の公共交通機関、観光施設などの「案内用図記号」(JIS Z8210)として使われているピクトグラムは、今や150以上にもなります。飛行場、タクシー乗り場、公衆トイレ、エレベーター、コインロッカー、公衆電話、消火器など、日常生活に溶け込んでおり、なくてはならないものになっています。 海外に行くとまた違ったピクトグラムがあるので面白い発見があると思います。ぜひ、検索してみてください。
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