Q
394 リニアとノンリニアの違いについて教えてください。
テレビの編集所で、リニアとノンリニアという言葉を聞きました。詳しく教えてください。
A
リニアとは2台のデッキを使って、テープからテープへ映像をコピーすることにより編集を行うシステムです。コンピュータで行う編集をノンリニアといいます。
リニア編集とは、ビデオテープを再生し必要な部分をリアルタイムで別のテープに記録していく方法です。基本的にはテープからテープへのダビング編集のことを指します。 ノンリニア編集とは、テープを使用せずにパソコンに映像を取り込んで作業し、最後に収録媒体へ記録する方法です。 それぞれにメリットデメリットがあります。 〇リニア編集のメリット ・「早さ」 テープをデッキで再生し、その映像や音の信号を別のテープに記録する シンプルな編集方法です。新鮮な話題を提供する報道や情報番組のように、 時間に追われる現場では特に重宝されています。 ●リニア編集のデメリット ・「テープが傷つきやすく、映像や音声も徐々に劣化しやすい」 ビデオテープを何度も再生と記録を繰り返すためです。 〇ノンリニア編集のメリット ・「編集の自由度が大きい」 作業中のビデオの他の部分の編集に影響なく個々の変更ができます。 動画編集ソフトのエフェクト効果などを使用できるので、表現の幅が広がります。 また、デジタルデータのため、編集を繰り返しても画質が劣化しにくいです。 ●ノンリニア編集のデメリット ・「編集を完成させるまでに時間がかかる」 ビデオテープから、コンピュータへとデータを取り込む、コンピュータで編集、編集したものを記録させるという工程を踏むためです。
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