Q
384 マットペイントとは何でしょうか。
マットペイントについて知りたいです、またどんな仕事に就けますか?
A
「マットペイント」とは、デジタルやアナログの絵画技法を用いて、 映画撮影のために想像上または現実のイメージを制作する技法のことです。
「マットペイント」とはSFXの一つであり、また、その描かれた背景をさすこともあります。 これにより、カメラが入ることのできない場所を表現したり、 虚構の世界を作り上げたりすることができます。 画面内の一部にペイントされた絵を配置することで、奥行きのある街並みや、 複雑な機械が置かれた背景などを、比較的少ない予算と期間で表現できます。 映画制作の黎明期である1900年代初頭から受け継がれてきた技術で、 『キング・コング』や『ドラキュラ』の映画演出に使われました。 CGが登場する以前はガラス板などに描かれた絵が用いられていましが、 近年のマットペイントの多くはデジタル化されており、 3DCGの簡素なモデルにマットペイントを投影する(カメラマッピング)ことで、立体感や、 カメラが移動した場合の視差まで表現するといった方法も頻繁に用いられています。 職業としてはマットペインター、マットアーティストなどとよばれおり、 近年は、シーン内のエンバイロメント(環境)全般の制作を担う エンバイロメントアーティストが兼任する場合もあります。
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