Q

361 VMDってどんな職業ですか?

アパレル業界などでよくある「VMD」とはどんな職業なのでしょうか?

A

顧客の視覚に訴えて購買意欲を喚起する売り場を手掛ける人のことを言います。

VMDとは「Visual Merchandising(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)」の略です。直訳すると「視覚による商品計画」ですが、その意味は「視覚的に訴えかけてお客さまの購買意欲を上げるマーケティング手法やそのシステム」を指します。そしてそういった売り場づくりをする人を、ヴィジュアル・マーチャンダイザーと呼びます。 ヴィジュアル・マーチャンダイザーの仕事を一言でいうと、「お客様が商品を買いたくなる売り場づくり」。マネキンや什器、店舗の内装などに工夫を凝らして商品を魅力的に見せます。「どうすれば入店してもらえるか」「どうすれば商品が魅力的に映るか」「どうすればブランドとして打ち出したい商品を購入してもらえるか」などを考え、視覚的な演出・表現方法を計画的に実践するのがヴィジュアル・マーチャンダイザーの役割です。 ※ヴィジュアル・マーチャンダイジングは英語圏ではVMと略されています ヴィジュアル・マーチャンダイザーとして働くにあたり特別な資格は必要ありませんが、店内の内装を手がけるため、インテリアや建築の知識が不可欠です。そしてなによりVP(ヴィジュアル・プレゼンテーション)、PP(ポイント・プレゼンテーション)、IP(アイテム・プレゼンテーション)などの専門知識を要するため、ファッション企業や外資系ブランドにおいてはVMD専任スタッフ、またはVMDチームを持つ組織もあり、とても重要な役割を担っています。また、日本に初めてVMDという概念が導入された業界がファッション業界だったということもあり、主にアパレル関連を思い浮かべる方が多くいらっしゃるかと思いますが、スーパーマーケットなどでもVMDは取り入れられています。買い物をしにお店に入って、なんとなく進んでいったら目的の商品の場所へたどり着く、この現象のほとんどが、VMDの力で導かれているのです。 ヴィジュアル・マーチャンダイザーのお仕事はフェローズでもご紹介しております。ご興味のある方はぜひお気軽にお問合せください。

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