サブスクリプション（Subscription）とは、もともと「定期購読」や「予約購読」という意味で、消費者が商品やサービス自体にお金を支払うのではなく、商品やサービスを利用する期間に対して料金を支払うというビジネスモデルのことを言います。「サブスクリプション方式」「サブスクリプションサービス」というように使われることが多いですね。 もっともわかりやすく馴染みのあるサービスとしては、新聞の購読があります。新聞は１ヶ月や半年、１年と言った単位で料金を支払うことで毎日最新の記事を読めますが、まさにこれが『利用期間に対して料金を支払う』ということになります。また最近では、「Netflix」「Hulu」などの動画配信サービスや、「Appleミュージック」「Spotify」などの音楽視聴サービス、その他「Amazonプライム」「Office365」「Adobe Creative Cloud」なども、すべてこのサブスクリプションにあたります。 サブスクリプションを利用するメリットとしては以下が挙げられます。 ・モノを持つ必要がなく、モノを置くスペースや管理する手間もかからない ・初期費用（イニシャルコスト）が抑えられ、気軽に始められる ・契約期間中は利用し放題のため、使えば使うほどお得になる ・バージョンアップやサポート等も料金に含まれているため、常に最新のサービスを受けられる ・いつでも解約／再開できる また、同時に以下のようなデメリットもあります。 ・契約期間中は利用していなくても料金が発生する ・使わない機能や興味のないコンテンツ（サービス）も含まれている ・買い取りではないため、解約するとコンテンツやサービスが利用できなくなる ・利用期間が長期化すると、買い取り形式よりも高くつくことがある 動画配信などの代表的なサービスのほかにも、現在では様々な分野でサブスクリプション方式の導入が進んでいます。 ■雑誌、マンガ、小説、ビジネス書　等の書籍　・・・　月額で読み放題　等 ■ゲーム　　・・・　いろいろなタイトルをプレイし放題（ストリーミング） ■コスメ　　・・・　毎月おすすめ商品の詰め合わせが届く　等 ■アパレル　・・・　ハイブランドのバッグ等をレンタル、スタイリストが選んだコーディネートが届く（レンタル）等 ■飲食　　　・・・　月額料金でラーメン1日1杯無料、毎月おすすめのお酒が届く、非常食の定期配送　等 ■その他　　・・・　家具家電のレンタル、お花の定期配送　等 それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、好みやライフスタイルなどから自分に合ったサービスを選んで利用してみてはいかがでしょうか。