Q

322 BIMとはなんですか?

建築に関連するワードのようですが、似たような略称が多くてわかりづらいです。3DCGのモデリングソフトとはどう違うのですか?

A

BIMとは建物のライフサイクルにおいてデータを構築管理するためのフローを指します!

BIMとはBuilding Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称です。 コンピューター上に現実と同じ建物の立体モデル(BIMモデル)を再現して、よりよい建物づくりに活用していく仕組みです。 BIMモデルは、オブジェクトの集合体であるため、建材パーツには幅や奥行き、高さに加え、素材や組み立てる工程(時間)なども盛り込め、図面以外の多くのデータを引き出せます。 またBIMモデルの特徴として、一つのモデルを構成する全てのデータが連動します。修正を行えば、平面図、立面図、断面図、屋根伏図、パース、面積表、数量表など全てが自動修正され、手戻りに費やす時間を圧倒的に削減できます。 線だけで書かれた図面からでは、毎日設計図面に触れることのない方でなければ、建物の完成予想がイメージできません。しかし、BIMモデルを使えば設計の段階から完成イメージを共有することができ、早期の合意形成だけでなく、関係部門と円滑に共通認識を保つことが可能です。 さらに構造体の入力、設備機器も再現可能です。設備機器には品番、メーカー、価格なども詳しく入れられるため、メンテナンスや資材管理にも使えます。 建築プロセス全体で工程にかかるモデルに蓄積された情報を活用し、建築ビジネスの業務を視覚化、効率化し建築家、デザイナーやエンジニアと世界中のどこからでもコラボレーションを行うことが可能です。 従来の3Dモデリングソフトとは異なり表現やデザインのためのモデルだけではなく設備設計情報や仕上げなど1つのデータで管理することが出来るので以前では建ててみなければわからなかった細かい情報、環境性能やエンジニアリングのシュミレーションも施工に取り掛かる前に効率よく検証ができるようになります。 これまで設計はまず2次元で行って、そこから3次元を立ち上げる利用が多くありました。BIMでは、3次元の形だけではなく、その形が壁なのか建具なのか、その壁はどんな構造なのか、といった情報まで共有し、仮定することができるのです。 弊社が開催するクリエイターのためのセミナー「Fellows Creative Academy」では、不定期でBIMのセミナーも開催しておりますのでぜひこちらもあわせてチェックしてみてください! ▼Fellows Creative Academy https://job.fellow-s.co.jp/academy/seminar/

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