Q
302 SNS「Mastodon(マストドン)」について教えてください。
新型SNSとして、「Mastodon(マストドン)」というものが海外でも日本でも流行の兆しが出ていると聞きました。機能はTwitterと似ているようなのですが・・・特徴や違いが知りたいです。
A
新型SNS「マストドン」の特徴と使い方について簡単に説明します!
ドイツに住む24歳のEugen Rochko氏が開発をしたTwitterに似ているようで似ていない、今話題のSNS「Mastodon(マストドン)」。 登録者数は2017年4月7日に約10万アカウントと発表されていましたが、4月13日には20万、4月16日には30万にまで増加。今もその数は増え続けているようです。 アカウント名は「@?」で指定し、プロフィールアイコンを設定。フォローとフォロワーという概念があり、プロフィールも最大160文字で入力可能。まずひとつTwitterと大きく異なるのは投稿文字数の長さ。Twitterの投稿文字数が140文字なのに対し、Mastodonでは最大500文字まで投稿することができる仕様になっています。 ちなみに、機能自体はそこまで大きく変わりませんが呼び名が変わるものもあります。例えば、Twitterで投稿することを「ツイート」と言いいますが、Mastodonでは「トゥート」と言います。Twitterのツイートは小鳥の「さえずり」を意味するのに対し、Mastodonではゾウが吠える音を意味して使われているそうです。ツイートを拡散・共有する「リツイート」も「ブースト」と呼ばれています。 さらに大きな特徴として、Mastodonを使い始める上で確実に避けて通れない言葉「インスタンス」があります。「インスタンス」と言うのは、Mastodonを動作させるためのサーバーのことを意味しています。ちなみにサーバーとは「ネットワークで繋がったコンピュータ上で他のコンピュータにファイルやデータ等を提供するコンピュータ、またそのプログラム」を指します。従来のTwitterのようなサービスではTwitterのサーバーにアカウントを作成してTwitter内で全て完結させていました。しかしMastodonの場合は異なり、ユーザーは好きなインスタンス(サーバー)にアカウントを作成します。 このインスタンスにより登録しているユーザー層やタイムラインの内容が異なり、自分の目的に合わせて選んだインスタンスにアカウント登録をすることにより、より自分の趣味志向に近い人達だけのコミュニティを形成することができるのがMastodonの大きな特徴であり魅力のひとつです。しかも、Mastodonは構築するためのソフトがオープンソースで公開されているため、誰でも独自のマストドンサーバーを立てることが可能であり、自分専用のサーバーを作成し、そこに集めたいユーザーを集めてコミュニティを広げていくこともできるのです。 また、従来のフォロワーや拡散された投稿しかツイートが配信されないTwitterなどに比べるとMastodonは自分の投稿を見てくれるユーザーが圧倒的に多いのも特徴です。といいますのも、Mastodonの場合は同じインスタンスにアカウントを持つ利用者全員にトゥートを発信することができるからです。その為、Twitterよりも自分の投稿を見てくれる可能性が高く、自分自身も自分がフォローしていないユーザーの様々な情報を手に入れることが可能です。 他にも画像の閲覧に制限をつけたり、投稿ごとに公開範囲を設定できたりとTwitterよりも投稿の自由度が高い分、表現の多様性はでますが扱いにくいとの意見も中にはあるようです。 Twitter、Facebook、mixi、Instagram等様々なSNSが人々に普及している中で、今後このMastodonがどのように波紋を広げていくのか今後も注目していきたいですね!
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