Q
292 JPEGとPNGの違いを教えてください。
画像や写真を編集したときに、保存形式をJEPGにするのかPNGにするのか悩みますが、具体的にどのような差があるのか正確に理解していません。JPEGとPNGでどのような違いがあるのか教えてください。
A
色数と圧縮にそれぞれ違いがあります。
JEPGは「ジェーペグ」と読み、ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ(Joint Photographic Experts Group)が開発したファイルの形式です。 24ビット(1670万色)まで色を扱うことが可能で、多くの色数を必要とする写真などの表現に向いています。 また、グラデーションのように色調が連続して変化する画像には色数の多いJPEGが適しています。 ↑グラデーションや細部のディティールまで表現可能 反対にアイコンやアニメ調の平坦なイラストなどをJPEGで保存すると、にじんだように画像が粗くなってしまうのであまり向いているとは言えません。また、背景などの色の透過ができないのも特徴のひとつです。 JEPGはZIP形式のように、画像データをピクセルと呼ばれるタイルに分割することでデータを圧縮します。大きな画像を驚くほど小さいデータにすることができますが、注意しなくてはならないのがこの圧縮は非可逆圧縮という点です。つまり、一度圧縮してしまうと元のサイズのデータには復元できないのです。ですので、JPEGの画像を小さいサイズに圧縮する場合には、必ず元データのバックアップをとっておくようにしましょう。 色数の多い写真を印刷したり、サイズの大きな画像でファイルサイズを小さくする際にはJPEGが一番便利です。しかしJEPGは保存する度に画像が劣化してしまいますので、データを何度も保存する場合には注意が必要です。 PNGは「ピング」と読み、Portable Network Graphicsの略称です。 PNGは、特許使用の解釈に不安のあったGIFに替わるライセンス・フリーの画像形式として開発されました。 PNGの特徴は、フルカラーにも8bitカラーにもすることができ、複数の透過色を指定することができます。 ←背景が透過でもOK! またJPEGとは違い、圧縮によってデータが捨てられてしまうことがない可逆圧縮形式を採用しています。PNGを使用する場面としては、透明色を用いた画像や可逆圧縮を重視したい画像を作成するのに適しています。ただPNGはファイル形式の中だとファイルサイズが1番大きくなりがちであったり、古いブラウザではサポートされていない場合もありますのでご注意下さい。 ▼JPEGとPNGの違い一覧表
この質問に関連した業種の
求人を見ることができます。
仕事×学びのご相談はこちら
「ちょっと話が聞いてみたい」も大歓迎!