Unityに並び、話題となっている「UE4」。ゲームクリエイターの方やゲーム好きな方な一度は目にしたことがあるのではないでしょうか？ UE4は「Unreal Engine 4」の略で、1998年にEpic Gamesより開発されたゲームエンジンの最新バージョンです。 ちなみに、ゲームエンジンとは、「共通して用いられる主要な処理を代行し効率化するソフトウェアの総称」です。たとえば何かゲームを作るとき、そのたびに「音の響き」「光の反射」「水の質感」などを０からプログラミングをしていくととても手間がかかります。 そこで、どのゲームでも共通で使用できるプログラムは共通化して一般的に使えるようにし、それぞれのゲームのオリジナルな部分に労力を割けるようにしたのがこの「ゲームエンジン」です。言い換えれば、「どのゲームにもある普遍的な要素を代わりにやってくれるソフト」とイメージすると分かりやすいかもしれませんね。 Unityよりもずっと前から開発されおり、歴史のあるゲームエンジンで、魅力は圧倒的なリアル調のグラフィック表現。建物の構造・質感や水滴・天気・光の反射といったグラフィックの表現が多彩で、Unityとはまた一味違ったゲームを開発することが可能です。以前ご紹介したUnityが、誰にでも親しみやすくハードルの低い開発環境だとすると、UEは玄人好みのする、少しハードルの高い開発環境と言えます。 UE4は、2014年3月のリリース当初は、個人利用の場合、月額19ドルのサブスクリプションライセンス（学生は無料）契約を結ぶ必要がありました。しか し、 2015年3月のGDC（Game Developers Conference）では、そのサブスクリプションライセンスを廃止し、誰でも無償で入手できるようにしたと発表されました。ただ、無償でリリースされた代わりに、ロイヤリティとして四半期に3,000ドル(約30万円)以上の売り上げがあった場合、売り上げの5％を支払わなくてはならないようです。 大手ゲーム開発会社でもUE4は大変注目されており、 ギアーズオブウォー デビルメイクライ ロリポップチェーンソー モータルコンバット ギルティギア キングダムハーツ３（ルミナススタジオから移行） ストリートファイターV 鉄拳7 など名だたる有名作品でもこのゲームエンジンが使用されています。