Q
282 Wi-Fiの通信速度が同じ家で遅くなったりするのはなぜでしょうか
Wi-Fiについて同じ家の中でも通信速度が遅い場所と早い場所があります。なぜ同じ空間でもWi-Fiの通信速度が変わるのでしょうか?
A
電波を阻害する障害物や回線の混雑により通信速度が落ちることがあります!
パソコン、携帯電話、小型ゲーム機など、日常の中でWi-Fiの電波を利用して使う電子機器が私たちの身の回りにはあふれていますよね。 このWi-Fiの「通信速度」、状況によって速度が速かったり遅かったりと通信の速度に変化があります。この速度の変化があるのには一体どんな原因があるのでしょうか。 そもそもWi-Fiの仕組みとは 『Wi-Fi』とは、無線(ワイヤレス)でネットワークに接続する技術のこと。読み方は「ワイファイ」と読みます。同じ建物の中など、比較的せまい範囲内にある機器の間で、電波を飛ばし、その電波を受信することによってデータのやりとりをするネットワークです。 Wi-Fiは「アクセスポイント」と呼ばれる中継地点を介して、さまざまな機器を無線で接続します。このアクセスポイントの役割をになう機器を、「親機」といいます。 自宅やオフィスなど、屋内の一般的なWi-Fi環境では、「Wi-Fiルーター」という機器がアクセスポイントとして利用されます。屋内では、基本的に据置型のWi-Fiルーターを使いますが、外出先でも持ち運びができるモバイルWi-Fiルーターという機器もあります。 Wi-Fi接続が遅くなる主な原因 Wi-Fi接続が遅くなる主な原因の一つとして、Wi-Fiルーターと通信機能を持ったパソコン・タブレットなどの端末や、子機を装着した機器との距離が離れすぎていたり、間に障害物があったりすると、電波の送受信がうまくいかないときがあります。そういったときは、Wi-Fiルーターを高い場所や壁から離して設置するなどすると、電波が届きやすくなる場合があるのでおすすめです。 また、電子レンジやコードレス電話機などの家電製品は、Wi-Fiと同じ周波数帯域の電波を発する場合があります。このとき、電波干渉が起こりやすく通信速度に影響を及ぼしてしまうため、こちらも可能ならWi-Fiルーターや家電製品の位置を移動してみてください! 他にも、複数の端末を同時にWi-Fi接続したり、近隣から他のルーターが発する電波を受信したりして混線しすぎると、つながりにくくなる場合があります。電車の中でモバイルWi-Fiルーターが複数混在していたり、オフィスや家の中でも複数のルーターが干渉し合ってしまっている環境が考えられます。そういった場合は、無線チャネル(通信に使われる電波の領域を細分化したもの)を変更してみて、使用する回線が他のものと被らないよう調整してみてくださいね。 Wi-Fiの通信速度の変化は、電波の届く状況によって大きく左右されるということです。もし、「通信速度が遅くなったな・・・」と感じたら、電波を阻害している原因が何か探ってみると良いと思います。
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