Q
276 UIとUXの違いって何?
最近WEBやモバイル業界でよく聞くようになったUI、UXについて教えてください。この2つの違いは何ですか?
A
UIはユーザーとの「接点、接触面」、UXはユーザーが得る「体験、経験」のことを指しています。
UIとは「User Interface」の略です。Interfaceとは「接点、接触面」という意味で、UIはユーザーと製品・サービスの接触面を指します。ただ、「接触面」と言われてもなかなかピンとくる方は少ないのではないでしょうか。 ホームページを例にすると、パソコンやスマートフォンに表示されるデザイン、フォント、アプリのアイコン、製品を例にするのであれば製品そのものや外観など、ユーザーの視覚に触れる全ての情報が「UI」と呼ばれます。 最近ですと、このUIをデザインする、「UIデザイナー」といった職業もあるようですね。「接触面をデザインする?」と思うと少し不思議に思われるかもしれませんが、例えばiPhoneのアプリのリンクが今のようなアイコンではなくて、テキストのみの文字列だと想像してみてください。色々なアプリの中から写真アプリを見つけて立ち上げるまで、今よりもっと時間がかかると思いませんか。加えて、アイコンとアイコン間の余白がなかったらどうでしょうか?間違って違うアプリを立ち上げることがしょっちゅう・・・といったことが起こりそうですね。 「UIデザイナー」とは、このような不便がないように、ユーザーとWEBサイトやアプリ、デジタル機器とのコミュニケーションをより早く、より便利に、より正確に出来るようなレイアウトやデザインをする人を指しています。 一方UXとは、「UserExperience」の略です。Experienceとは「体験、経験」を意味し、UXとは「ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験」を指します。 UI同様、ホームページで例えますと、 ・デザインがキレイ ・フォントが読みやすい ・お問い合せフォームや購入ページまでの導線がわかりやすい といった操作性や利便性といった表層的な部分から、 ・商品を注文したらすぐに届いた ・対応が丁寧だった ・商品のクオリティが高い というようなサービスの質に関わる部分も全て「UX」です。 サービスを利用する一連の行動の中で、ユーザーが感じたこと全てがUXになる、と捉えましょう。UIデザイナーは、先ほどのUIの説明の際に書いたような操作性や利便性の高さの他に、「ユーザーが満足できる体験・経験」のできるレイアウトやデザインも求められています。
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