Q

242 RAW形式とはどんなものですか?

A

カメラ上位機種などに採用されている保存形式で、「現像作業」ができる生データです。

RAW形式は、デジタル一眼などを愛用されている方には馴染み深いですが、コンパクトカメラやスマホのカメラでしか撮影しない方には「???」ですね。読み方は「ロー形式」です。「RAW画像」とも呼びます。 写真の保存形式として一番スタンダードなのはjpeg形式です。 最近はカメラ(カメラ機能)の性能が上がり、jpeg形式でもかなり高画質な写真を保存できたり、撮影した写真をカメラ内で後から加工したり出来るようになりました。 しかし、jpeg形式は、撮影した生データをカメラ側で圧縮(非可逆圧縮=元に戻せない圧縮)して保存したモノなので、加工を加えれば加えるほど画質が悪くなっていきます。 それに対し、撮影データを圧縮せずに生(=RAW)データとして保存するのがRAW形式です。プロの写真家や写真愛好家の方など、撮影した写真を加工・調整したいというニーズのある方には最適な形式となります。 RAW形式の閲覧や加工には、専用のソフトが必要になります。RAW形式は、カメラメーカーなどによって仕様が異なるので、カメラに付属(もしくは内蔵)のソフトを使います。露出やカラーバランスなどを調整できるので、画質を下げないまま、イメージに近い写真を作り上げる事ができるわけです。 この「写真を作り上げる」工程が、昔のフィルムカメラの「現像」作業に近いため、RAW画像を加工することを「現像」と呼びます。 専用ソフトで加工が完了した写真は、最終的にjpegとして出力することで汎用性の高いデータとなります。 ただ、Webで表示したり、Lサイズ程度でプリントする程度でしたら、普通に高画質のjpegで保存して、それを画像加工ソフトやアプリで加工しても十分な画質は保てると思います。 本格的に写真撮影に取り組んで見たい方や、気合を入れてデジタル一眼レフを購入したような方は、是非一度RAW形式での保存と現像を試してみてください。

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