Q

230 格安スマホの話題でよく見る「MVNO」って何ですか?

格安スマホのニュースをチェックしていると「MVNO」「MVNO事業者」といった言葉がよく出てきます。これは何ですか?

A

仮想移動体通信事業者の略。他者の回線インフラを利用して通信事業を行う事業者です。

Mobile Virtual Network Operator =仮想移動体通信事業者 の略称です。 「仮想」とついているので、なんだかすごそうですね。 でも実際は、移動体回線網(携帯やPHS回線の物理的な基地局など)を他社から借り受け、借り受けたネットワークを利用して、通信サービス(と、最近は格安スマホがセットですね)を販売している事業者を指します。 回線網を借り受ける元は、MVO(移動体通信事業者)であるNTTドコモ、ソフトバンク、KDDIなどです。 たとえば、月額1980円でスマホが持てる!と話題のイオンスマホは、BIGLOBEの「BIGLOBE LTE・3G」と契約を行います。 この「BIGLOBE LTE・3G」は、NTTドコモの回線網を使用したサービスなので、この場合は、BIGLOBE LTE・3GがMVNOです。 では、MVNOは、なぜ同じ回線網を安く提供できるのでしょうか? 実は、MVMOは、MVOから、帯域(回線の範囲=通信料のボリューム)を限定して回線を借り受けているから、安く提供できるのです。 そのため、MVNOの提供するサービスでは、通信速度や通信量の上限が低めに設定されているケースが多いわけです。 「格安スマホ」と言われると、ついつい飛びついてしまいそうになりますが、スマホのヘビーユーザーの方や、動画などデータ容量の大きいものを見ようと検討している方は、通信速度・通信料についての記載をよくチェックする必要がありますね。

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