Q
220 電子すかしとは何ですか?どんなふうに利用するのでしょう?
最近、ニュースで「電子透かし」という言葉を見ました。 映像に見えない情報を埋め込むとありましたが、どのようなものなのでしょうか?
A
見えない情報をコンテンツに挿入し、不正利用防止や二次コンテンツへの誘導などに利用。
「透かし(すかし)」と聞いて、お札の「透かし」や、画像の上に半透明で表示される「透かし」を想像する方も多いのではないでしょうか? 発想としてはそれと同じで、コンテンツ(映像・動画・印刷物・電子書籍など)に目に見えない情報を埋め込む技術を一般的に「電子透かし」と呼んでいます。(ウォーターマークとも呼ばれています) お札の場合は、光に透かせば埋め込まれた模様を見ることができますが、電子透かしの場合は、専用のソフトやアプリなどで情報を確認します。 利用方法としては、「不正利用防止」が第一に挙げられます。 著作権情報を透かしとして挿入しておくことで、違法コピーや違法アップロード、データ改ざんなどを検出し、著作権を保護することが目的です。 最近ニュースなどで注目されているのは、もう一つの利用方法「二次コンテンツへの誘導」です。 テレビの映像などに情報を埋め込み、その画面をスマホでかざすだけで番組情報などを読み込むことができるサービスになります。 ・スポーツ番組で試合の詳細情報を表示する ・通販番組で紹介した商品の購入ページを表示する ・CMで放送したお店のクーポンを配信する など様々な利用方法が提案されています。 今でもQRコードなどを利用してコンテンツを表示することができますが、コンテンツ自体を邪魔しないという意味で、画期的です。 ただ、現状ではまだまだ開発中の部分も多く、埋め込み技術や読み取りアプリなど、開発会社によって様々な種類があるため、将来的には業界基準で統一化されていくと思われます。
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