Q
218 ネイティブアプリとWebアプリの違いは?
ネイティブアプリとWebアプリ、両方よく聞くのですが、明確な違いが分かりません。 それぞれの違いや、具体的なアプリを教えてください。
A
ネイティブアプリは端末にインストール、Webアプリはブラウザ上で動作
ネイティブアプリとは、端末にインストールして使用するアプリを指します。 iPhoneやiPadならAppStore iTunes、Android端末ならGooglePlay、KindleならAmazonからダウンロード&インストールするアプリなどがそれです。端末のアイコンから起動するアプリ、と言えば分かりやすいでしょうか。 一方のWebアプリは、基本的にWebブラウザ上で動作するアプリを指します。 基本的にインストールは不要です。 (※ブラウザ上で動かすためのプラグインのインストールが必要な場合はあります) Webの一番ベーシックな動作は「ページを表示→リンクをクリック→別のページを表示」となるわけですが、それより1歩進んで操作できるページ全般を、広い意味で「Webアプリ」と呼びます。 そういう意味では、ユーザーが記事を投稿するSNSも、ネット上で決済を行うネットショップも、Webアプリです。 もう少しアプリらしいアプリの例としては、Googleが提供するGoogleMapやYouTube(実は投稿時に動画の加工もできるんです!)、などがそうです。 また、Flashを利用したWebアプリですが、郵便局の郵便年賀.jpには「手書き風毛筆ツール」「手作り風はんこ作成ツール」といった、面白いアプリがあります。 ※左のイメージははんこ作成ツールで作成 ネイティブアプリのメリットは、インターフェイスや機能の制約が少なく独自に開発できること、動作が速いこと、端末の機能(アラームを鳴らす、カメラを起動するなど)を組み込めること、オフラインでも動作できる・・・ Webアプリのメリットは、ブラウザだけで動作可能、開発がシンプル(iOS用とAndroid用を作らなくていい)、どんどん更新できる・・・ などとなります。 お気づきの方もいらっしゃると思いますが、アプリの中には、Webアプリとネイティブアプリの両方をリリースしているものも多数あります。 Facebookも楽天も、ブラウザ上でもアプリからでも利用できます。 ユーザーは、機能やインターフェイス、端末の残り容量(インストールするには容量が必要)や利用頻度などに応じて、自分の好きな方を利用すればいいわけです。 HTML5が登場して、Webアプリで実現できる動作は格段に増えてきていますし、今後もますます増えていくと思われます。オフラインでも動作するというのがネイティブアプリのメリットでもあったのですが、ネット環境の充実により、あまりオンライン・オフラインを意識しなくてもよくなってきています。 開発側もユーザー側も、ネイティブアプリにするかWebアプリにするか、用途や目的に応じて自分で選択する時代がしばらくは続くのではないでしょうか。
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