Q

215 責了と校了と再校の違いは?

先日、Web広告の原稿のやりとりをしていたら「責了でいいですか?」と聞かれました。よく分からなかったので「修正を反映してくれればいいです」と答えたのですが、、、本当はどういう意味だったのでしょう?

A

修正を反映すれば再提出不要=責了、再提出・確認必要=再校依頼、修正なし=校了です。

再校、責了、校了…印刷業界では当たり前の用語でも、他の業界では「聞いた事が無い」「イマイチ違いが分からない」という方も多いのではないでしょうか? 出来上がった原稿を一旦出力し、そこに文言や表記の間違いを指摘し、修正指示を入れる作業を「校正」と言います。 カラーで出力し、色までチェックする場合は「色校正」です。 そして、この「校正」が終わった段階で、次の作業を表す言葉が「責了」「校了」「再校」になります。 ■校正の結果、修正箇所が見つかった →もう一度、修正後の原稿出力をチェックしたい場合→再校依頼 →ちょっとした修正なので、印刷会社(Web制作者)が最終チェックすれば再度の原稿出力が不要な場合→責任校了=責了 ■校正したが、修正が無い →校了 印刷の工程では校正紙を出力する度に費用が発生します。そのため、見積の段階で、校正の回数が決めてあり、それを超えて再校を行うと追加料金がかかります。 「責了」には再校出しを抑える意味があるのです。 一方、webの場合は校正チェックを画面上で行えて物理的に費用がかからないため、再校出しを数えて料金に反映する事は少ないです。 しかし、そんなwebでも、修正作業には手間がかかっています。 実際にダラダラ続く修正指示や、土壇場での大幅な修正に泣かされた経験のあるwebクリエイターの方も多いのではないでしょうか? また、web公開後も修正が出来るとは言え、公開すれば多くの人の目に触れて拡散するメディアなので、誤った情報を掲載した場合、予想以上のトラブルに発展する可能性があります。 web原稿に関わる方は、そのあたりを重々注意して、念入りに校正しましょう。

この質問に関連した業種の
求人を見ることができます。

求人一覧はこちら

仕事×学びのご相談はこちら

「ちょっと話が聞いてみたい」も大歓迎!