Q

202 ビッグデータとは何ですか?

最近ニュースでよく「ビッグデータ」という言葉を耳にします。単純に容量の大きなデータという意味ではなさそうです。どういう意味ですか?

A

普通のPCでは集積・分析が不可能なほど巨大なデータ群を指します。

世の中がデジタル化するにしたがって、膨大なデータが発生しています。 IT専門調査会社IDCの予想によると、2020年までに世界の流通データ量(デジタルユニバースと呼んでいます)は、40ゼタバイトに達するそうです。40ゼタバイトという数、ピンときませんが、地球上のすべての砂浜の砂の量の57倍。とにかく、今後「情報爆発」とも言えるペースで、地球上のデジタルデータが増加すると考えられています。 ▼参考記事: http://www.emc.com/about/news/press/2012/20121211-01.htm 「ビッグデータ」の定義は色々ありますが、単純に「膨大なデータ」を指すのではなく、「収集・分析・予想などに活用する価値のある、普通のPCでは処理できないほどの巨大なデータ群」を指すと考えた方がいいでしょう。 ビッグデータが指すデータの種類は様々で、気象情報やGPSなどの位置情報の他、個人が使用するSNSなどの投稿データ、商品や購入履歴のデータ(AmazonJapanの取り扱い商品は5000万点以上だそうです!)の他、監視カメラのデータなど、多岐にわたります。 ビッグデータは収集するだけでは意味がありません。 検索性を高めたり、傾向を分析したり、次の動きを予想したりしてこそのデータ活用です。 それらを提供するビジネスが「ビッグデータビジネス」と呼ばれ、今後の成長が期待されているのです。 企業での活用に注目が集まりがちですが、GoogleやTwitterの主催で、東日本大震災に関連するビッグデータを分析して、次の災害に備える活動も行われています。 東日本大震災ビッグデータワークショップ http://www.nhk.or.jp/special/eyes/22/ https://sites.google.com/site/prj311/ データの蓄積に関しては、購買履歴や位置情報、防犯カメラ映像の収集など、個人情報に関わる問題も出ています。ビッグデータが、正しく、安全に運用されるように期待したいですね

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