Googleの7インチタブレット「Nexus7」発売のニュース。 当初は「年内発売の発表か？」と噂されていましたので、即日ネット販売開始、10月2日店頭販売開始のニュースには驚いた方も多いのではないでしょうか？ Nexusシリーズの歴史は2010年から。 実は、Nexus7以前にも、スマートフォンの Nexus One（日本国内未発売） Nexus S（日本国内未発売） Galaxy Nexus（Docomoから発売＝SC-04D） が存在します。 そもそも、AndroidはオープンソースOSで、様々なメーカーから多彩な機種が発売されているのがAppleとの大きな違い。 そんな中、「Google」の名を冠するNexusシリーズは、Androidの機能をユーザーに経験してもらうためのフラッグシップモデルとして開発・発売されてきました。 Nexus7はNexusシリーズ初のタブレット。 スマートフォンより画面が大きく、iPadよりも携帯性の高い7インチサイズ（しかも軽い！）で、映像や音楽、電子書籍を楽しむことを目的に開発されています。 販売価格は19,800円（2012年9月末現在）。 国産Androidタブレットが3万円台後半～、iPad(16G)が42,800円なので、最新機種にしてはかなりお安い価格設定です。 これは、Googleが、GooglePlay（Androidアプリ／動画／電子書籍の販売プラットフォーム）での売上と、Androidの普及を見込んで先行投資しているといえるでしょう。 端末を安く設定し、コンテンツ販売で収益を上げるAmazonのKindleと同じですね。 この価格設定と、Androidを純粋に楽しむために最適化されている点が、他のメーカーのAndroidタブレットとの違いでしょうか。 日本版では、まだ電子書籍が充実していないので、爆発的なヒットになるとは思えませんが、タブレット購入を検討しているユーザーにとっては魅力的な商品になるでしょう。 ちなみに、Nexusシリーズとしては、NexusQ（ネクサスQ）という名称のPlayer（ディスプレイ無しのAndroid端末？）も、米国Googleサイト上に予告が出ていますし、10インチ型のNexus10開発の噂もあります。 Apple vs Google (vs Microsoft?）の覇権争い、楽しみですね。