Q
183 通信速度の話題で出てくるベストエフォートとは何ですか?
スマホの契約の時、通信速度の話になったら、店員さんに「宣伝はベストエフォートの数字なので、実際はそこまで出ないと思いますが・・・」と言われました。言われてみれば、数字の前に「"最大"40Mbps」とありました。どういうことでしょう?
A
保証は出来ませんが、最大でここまでの数字がでるように努力します・・・という意味です。
一般的なインターネット回線の広告を見てみると、○○Mbpsの前には必ず「最大」の文字があり、同じ紙面の中に「ベストエフォート型」の注意書きがあると思います。 この「ベストエフォート=best effort」は、直訳すると「最善努力」。 通信速度で言うと、「○○Mbps出るように最善の努力はしますが、保証はできません。」ということです。 逆に、保証する場合には「ギャランティ型(品質保証型)」と呼びます。 ネットワーク回線の速度の理屈は、高速道路に似ています。 高速道路の1車線を1台の車が独占して走るのであれば、法定最高速度の100km/h(実際はそれ以上?!)が出せますね。 でも、沢山の車で1車線を走ったら?その速度は極端に落ちることになります。 ネットワーク回線も同じ。 大雑把に言うと、100M分を1回線に与えるのであれば「ギャランティ型(品質保証型)」。 100M分を10人に与えて、回線が空いていれば100M出るけど、混んでいたら10Mになるかも・・・というのが「ベストエフォート型」です。 「ギャランティ型」は回線を独占するわけですから、利用料が高く、主にビジネス・企業用に用いられます。 「ベストエフォート型」は回線を複数の人で使うので、速度を保障できませんが、価格を安く抑えられるわけです。 「ベストエフォート型」での契約回線が、実際にどれくらいの速度が出るのかは「やってみないと分からない」というのが正直なところですし、利用している機材のスペックにも左右されます。 気になる方は、速度を計るサイトやアプリが多くありますので「回線速度 テスト」などで検索してみてくださいね。
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