クリエイターの皆さんにとって「著作権」は「身近だけど、ちょっと難しい。」存在ではないでしょうか？ デジタルの世界では、作品のデータを劣化させずにコピーすることも簡単なので、インターネットの普及と共に著作権は常に問題となってきました。 一方でインターネット上では、昔から「フリーウェア」「リンクウェア」と呼ばれる、 ・著作権は放棄しないけど、自由に使っていいですよ ・制作者のサイトにリンクしてくれたら、自由に使っていいですよ という、著作物配布のルールも存在していますし、インターネットを通じて、一緒にソフトウェアを開発・発展させていくという動きも根付いています。 また、非営利での利用なのか、営利目的の利用なのかによって、対応が違う場合もあります。 それらを整理し、世界的なルールとして定めたのがこの「クリエイティブコモンズ」＝「CCライセンス」です。 一般ユーザーでも分かりやすいように、著作物の利用ルールを表したロゴマークを制定し、「クリエイティブコモンズ」の普及を目指しています。また、著作者の権利を守るための法的なサポートや、検索エンジン対応なども行っており、最近ではYoutubeでもクリエイティブコモンズが採用され、話題になりました。 具体的な著作物利用のルールと、それを表すロゴマークについては、下記サイトをご覧下さい。 ■クリエイティブ・コモンズ・ジャパン http://creativecommons.jp/ また、クリエイターズステーションでは、過去に「NPO法人／クリエイティブ・コモンズ・ジャパン」にインタビュー取材を行っておりますので、そちらもあわせてお読みいただけるとよいかと思います。 ■クリエイターズステーション　クリエイティブ好奇心　第50回　著作権編 CCライセンスは、新しい作品公開スタイルと新しいスタイルの創作をバックアップする、新しい著作権ルール。 http://www.creators-station.jp/topic/050.html 作品の著作権を守るだけでなく、ルールを守って「広がる」こともサポートする「クリエイティブコモンズ」。 もっともっと、広くクリエイティブの世界に広がるといいですね。