Q

146 ペニーオークション(ぺ二オク)とは?普通のオークションとは違うのですか?

最近、「ペニーオークション」関連のメールがよく届くようになりました。ペニーオークションは普通のネットオークションとどう違うのでしょうか?

A

通常のオークションとは異なり、入札のたびに手数料が課金される仕組みです。

今年1月に国民生活センターから 「入札のたびに手数料が…!“ペニーオークション”のトラブルが急増」 とのリリースが発表されました。 http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20110124_1.pdf このニュースで「ペニーオークション」の存在を知った方も、 「人気液晶テレビが1円から!」「商品券を格安で手に入れよう!」など、 魅力的かつ怪しげなスパムメールで名前を知った方もいらっしゃるのではないでしょうか? ペニーオークションは2005年にドイツで始まったもので、日本では2009年ごろからその名を知られるようになりました。 普通のオークションと大きく異なるのは下記の2点です。 1)入札の度に手数料が課金される (通常、サイト内通貨を前払いで購入orクレジットカード引き落とし) 2)出品者とサイト運営者が同一である ユーザーはまず、ペニーオークションサイトに登録を行い、サイト内で入札に必要となる通貨(コイン・ポイントなどと呼ばれます)を購入します。 次に、欲しい商品に入札を行うのですが、その際に手数料として規定のサイト内通貨(50円~100円程度)が必要となります。 入札を行うと、商品の価格は1円~100円程度上がり、入札締切時間が数十秒延長されます。 出品者(=サイト運営者)は、入札件数が多ければ多いほど、終了時間が遅くなり、手数料が儲かる仕組みです。 「入札にかかった手数料は商品を落札できなくても返金されないため、損をしないように、落札できるまで何度も入札してしまった。」 「気がついたら夢中で入札を繰り返していて手数料を加えたトータルでの落札金額が高かった!」 というクレーム(自己管理の範疇なのですが・・・)や 「入札時間延長のための“さくら”や“ロボット”入札があるのでは?」との苦情も多く、先の国民生活センターからのリリースへとつながりました。 運良く、市場ではあり得ない低価格で商品を落札できた人もいるようですが、リスクとギャンブル性の高いオークションであることは間違いありません。 うかつに手を出さないように、そして手を出すときには自己管理をしっかりと! みなさまどうかお気をつけ下さい。

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