Q

110 今更ですが「機種依存文字」って何ですか?なぜ使わない方がいいの?

Webに掲載する原稿を作成したら、担当者から「半角カタカナや機種依存文字は使わないで!」と怒られました。 機種依存文字とは具体的にどんなもので、何で使ってはいけないのかを教えてください

A

受け手の環境によってその文字が正しく表示されない可能性が高いためです。

  そもそもパソコン上で表示される文字には「文字コード」というコード番号が割り振られており、電子データのレベルでは「数字・アルファベット」の並びで文字が格納されています。 これら文字コードは、言語(日本語・英語・ドイツ語)などによって異なってくるため、PCには、そのPCを利用する人に合わせた文字コードがセットされています。 日本語では「EUC-JP」「Shift_JIS」「UTF-8」などの文字コード体系(セット)がメジャーです。 コード体系によって、同じコードでも割り当て文字が違ったり、文字が割り当てられていなかったりするため、受け手の設定によって表示される文字が代わってしまうという現象が起きる訳です。いわゆる「文字化け」もこれによって発生します。また、コード体系が同じでも、OSによって拡張文字の設定が違ったりするので、例えば、MacとWindowsでは違いが発生します。 このように、文字コードによって表示ができない可能性のある文字(機種ごとの拡張設定文字)を「機種依存文字」と呼びます。また、「半角カタカナ」も同様に文字化けの可能性が高い部分のコードが割り当てられているので、様々な環境での閲覧が想定されるWebページやメールなどの文章では使用を回避するのが一般的です。 Windows環境で表示されるが、使わない方が良い一般的な「機種依存文字」、記号に見えるが「機種依存ではない文字」は下記の通りです。 (Mac環境の方のために画像データで表示しています) 機種依存文字(使用しない方が良い) 聞くは一時110-1 機種依存文字 機種依存ではない記号使える記号 聞くは一時110-2 普段、Wordなどを中心に利用している人はついつい気軽に丸囲み数字などを使ってしまいがちですが、いざという時に文字化けが発生したりしないように普段から「機種依存文字」を使わない習慣をつけておくのもいいかもしれませんね。

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