開催済セミナー

2024年2月22日(木)14:00~15:00開催
アフター生成AI
~境界無きクリエイティブのその先は~

トークライブ概要

工藤美樹氏は7歳より油画・水彩・陶芸・書道を学び、のち漆芸の人間国宝 田口善國氏に師事。
絵画的な技法と先端テクノロジーの融合を図る画像制作に関する専門家集団こびとのくつ株式会社を2005年に設立されました。
単なる画像修正的なレタッチとは一線を画し、アート・デザイン・工芸・写真などの造詣や、高い次元のデッサン力を要求されるグラフィック案件を中心に、主に高解像度グラフィックの画像制作を行っていて、手掛けた作品は、国内外の数々のデザインアワードで、高く評価されています。

今回は、工藤氏がこれまで手掛けられた作品を紹介しながら、現場でのAI活用事例と今後のクリエイティブ業界の動向や、今後のクリエイティブ業界はどのように変化していくのか。また、クリエイターはそこから何を学び、何を信じ、研鑽していくべきなのか。
技術者と経営者、そして母親でもある工藤氏ならではの立体的な視点で、生成AIのその先を生き抜く「これからのクリエイター像」をお話しいただきました。

次代を担う“NEXT”クリエイターへ
工藤様の考える「クリエイティブ業界の未来へ向けて」と「次代へ向かう“NEXT”クリエイターへ向けて」熱いメッセージをお願いします!

クリエイターがもっとクリエイターらしく、自分自身の感性を活かすためにAIというものがあるのかなっていう風に思ってます。
自分で言うと漆の人間国宝に師事してたので、面相筆であったりとか刷毛てあったりは、そういう道具の一つだと思ってるんです。
もちろん脅威はあると思いますがクリエイターがよりクリエーティブというものは何かという、本来のクリエイターとしての動きに専念できるいいタイミングなんじゃないかと思っています。
すごく手を動かしたり、もう何日も徹夜したりとか、明日までに100案出して来いとか、そういうことが少し前はまかり通っていて、何て言うんですかね、人力的な部分というのをAIで飛び越えて、より純粋に感性的な部分にフォーカスできるのが、AIの良いところなんじゃないかなと思ってます。

日本という土壌はわりと新しいもの受け入れやすい土壌だと思うので、それなりに日本人はうまくやっていくというか、車の業界とかもそうですし、今までの歴史もそうでした。
現状はニュースで国内のAIが遅れているとか色々言われると思いますが、後発の方が有利に決まってます。なので、私はそんなに心配していなくて、日本人はそんなもんじゃないと思っています!AIも使いこなしながら、それに見合ったクリエイティブを更にそれに付加して世界のマーケットに出ていくというところが、これから待ってる未来なんではないかなと思っています。

講師プロフィール
工藤 美樹(くどう みき)氏 こびとのくつ株式会社 代表取締役社長
工藤 美樹(くどう みき)氏

こびとのくつ株式会社 代表取締役社長
7歳より油画・水彩・陶芸・書道を学ぶ。漆芸の人間国宝 田口善國氏に師事。
職人的専門性とチームワークを兼ね備えたリタッチ会社、こびとのくつ株式会社を創業。
基幹事業として、企業広告用の画像制作を中心に大手企業様の広告作品を数多く手掛ける。
また芸術全般への造詣が深い企業特性を活かし、文化財のデジタル修復・アーカイブという取り組みを進めており、約20年に渡り培った技術と知識で、高品質なビジュアル制作に貢献したいという徹底した企業文化を持ち、丁寧に作り込む仕事を信条としている。座右の銘は「細部に神宿る」。

動画アーカイブ
過去に開催されたセミナーが動画でご覧いただけます。

2024年2月22日(木)14:00~15:00
アフター生成AI ~境界無きクリエイティブのその先は~

2024年1月24日(水)11:00~12:00
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2023年12月12日(火)13:00~14:00
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2023年11月21日(火)13:00~14:00
サム・アルトマンを単独取材したテレ東記者が語る 生成AIのビジネス創出と喪失

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