聞くは一時、聞かぬは一生

Q419 絵画修復の仕事に就くには、どうしたらよいでしょうか?

テレビのドキュメンタリーで、教会建築の絵画修復のドキュメンタリーを見て以来、絵画修復士に興味を持っています。

A 決まったルートはありませんが、大学や専門学校で絵画修復の基礎を学んだ後、美術館や修復工房などで勤め始める方が多いです。

絵画修復士は、美術館やギャラリーなどの絵画の修復を行う人です。作品の状態を把握し、適切な方法を見出して修復します。どんなに素晴らしい絵画も、時の経過や保存状態などによって、汚れたり、カビが生えたり、虫食いが生じたり、ヒビが入ったり、剥落が生じたりするものです。ときには、過失や自然災害などによる破損も起こり得ます。 このような絵画を最善の方法で、できる限り元の状態に戻すのが絵画修復士の仕事です。作品がどの時代に、どんな画材、どんな技法で描かれたのか、主題や創作目的は何か、作者は何を表現したかったのかなどを調べて、修復計画を立て、修復作業に取り掛かります。 大学や専門学校で絵画の保存修復課程で基礎を学んだ後、美術館や修復工房などで働きながら、経験を積み重ねていくのが一般的でしょう。ただし、狭き門です。「絵画のお医者さん」と呼ばれたりもしますが、絵は患者のように病状を話してくれません。西洋絵画の傑作が多く残るイタリアをはじめ、ヨーロッパの修復技術訓練校でさらに学んだり、エキスパートを目指して現地の美術館や工房などで数年間修行し、キャリアを積み重ねていく人もいます。

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